設立・活動経緯
設立経緯
ホープフル・タッチの活動は、シリア内戦開始後のトルコで出会い、ビジョンを共有したシリア人2名と日本人1名による小さなボランティア活動から始まりました。
これら3名はそれぞれ、キャンプ外で生活する避難民の方々への緊急人道支援を実施するNGOに勤務し、シリアとの国境県にて大規模な食糧支援に当たっていました。
この緊急支援事業を通じ、最低限の生活水準 でテント生活を送る1,000世帯以上のシリア人家族と出会い、多くの家族や子どもから「行かれる学校がない」、「とにかく勉強が したいのになにもできない」という声を日々聞いていました。
この頃は、キャンプ外の市郊外農村地にシリア人学校がなく、村にあるトルコ公立学校も積極的にシリア人を受け入れてはいませんでした。勤務先では子どもへの支援を実施しておらず、他の支援機関の活動は市内中心に集中しており、遠隔地である農村地では教育支援が実施されていませんでした。
この状況に対し、支援から取り残された子ども達へ最低限の学ぶ機会を提供する、小規模ながらも自分達で実現できる活動を始めたいという想いから、団体を立ち上げました。
シリア難民の子ども達との活動を通じて、世界中で、国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達を見守る必要性を認識し、カンボジアやスーダン、シリア国内でも活動を実施してきました。
団体名称「ホープフル・タッチ(Hopeful Touch)」は、いかなる社会環境にあっても、子どもが希望をもって成長できるよう、 弱い立場にある子どもに手を差し伸べ、子どもの発達と平和を手助けできるよう想いを込めて付けました。
主な活動経緯
2016年3月
任意団体Hopeful Touch発足
【トルコ・シャンルウルファ県】シリア難民の子ども達へのHome Teaching活動
2016年7月
トルコにてNGO登録完了
2016年8月〜
2020年4月
【トルコ・シャンルウルファ県】インフォーマル・テント教室の設置と運営
2017年2月〜
2017年12月
【トルコ・シャンルウルファ県】シリア難民の子ども達に健康を届ける緊急支援
2017年3月
特定非営利活動法人として法人化
2018年1月〜
2021年3月
【カンボジア・コンポンチュナン州】水上コミュニティの子ども達への教育支援
2018年10月
スーダン にてNGO登録完了
2019年3月〜
現在
【スーダン・ハルツーム州】小学校での学校菜園とライフスキル教育の向上支援
2019年4月〜
現在
【シリア・ラッカ県】内戦で障がいを負った子ども達への義肢提供・医療支援
学ぶ機会のない子ども達への教育・心理社会的支援
2021年4月〜
2022年3月
【スーダン・ハルツーム州】学校での水へのアクセスと水衛生教育支援